地球温暖化と水不足
地球温暖化の原因は二酸化炭素だということは皆さんもご存知の通りだと思います。ですが、データの通り温室効果ガスと呼ばれるものの割合は水蒸気が48%を占めています。二酸化炭素が21%に対しその差は歴然です。
そして、水蒸気は気候変動による温度上昇でより発生しやすくなります。温暖化が進めば進むほどに水蒸気は海面などから発生し、温暖化を加速させるのです。
さらに、水蒸気の発生は気候変動のみではなく私たちがしようする空調や工場などの冷却塔からも多く発生しています。水蒸気の削減はすぐにでも思考を練るべき課題です。
多くの工場では、制作や廃棄などで使用した排熱(水蒸気など)はそのまま外気へ排出されています。大型施設(ホテルやショッピングモール)で使用する空調設備の冷却塔からも水蒸気を発生させています。
砂漠の例で考えてみましょう。
南アルジェリアの砂漠地帯だと気温は日中で52℃、真夜中に-3.6℃と非常に大きな振れ幅で気温が変動します。これは砂漠に水蒸気があまり存在していないことで起こる現象です。
水蒸気にはそれほど温室効果を持ち合わせており、二酸化炭素の温室効果の二倍以上だと言われています。
降水量は増え続けています。過去100年間のデータによると9.9%増加しています。
水蒸気は雲になり雨として地上に降り、絶えず循環しているので、地球環境に影響を及ぼしやすいのです。近年多発している大雨などの水害は、私たちが熱エネルギーを放出し続けた結果でしょう。
水蒸気が温暖化に起因していることがわかりました。
ただ、なぜ今まで水蒸気を削減する活動の推進が行われなかったというと、その答えは簡単です。単に人為的に水蒸気を削減することができなかったからです。
水蒸気は気候変動により発生量が変化しやすいことは確かですが、私たちの暮らしの中でも水蒸気は多く発生させています。
まずはその私たちが外気に放出をしてしまっている水蒸気を削減していくことが大事なのではないでしょうか。そのために私たちワンワールド・テクノは活動しています。
2021年現在、世界の⼈⼝は79億⼈、うち38億⼈が⽔不⾜に悩まされています。アジアを中心にその実態は計り知れません。2050年には世界の約半数近くが水不足になると考えられています。
「安全な⽔」を利⽤できない⼈︓世界⼈⼝の3分の1
糞便で汚染された飲料⽔を使⽤する⼈︓約18億⼈
安全な飲料⽔を飲めない⼈︓22億⼈
(世界⼈⼝の4⼈に1⼈)
衛⽣的なトイレを使⽤できない⼈︓42億⼈
(世界⼈⼝の半分以上)
⼿洗い設備を利⽤できない⼈︓30億⼈
(世界⼈⼝の5⼈に2⼈)
データの通り数多くの人が水不足の危機に面しています。
安全な水を利用できる国とそうでない国との差はかなり激しく、早急に解決しなければならない問題です。
地球温暖化と水不足問題を同時に解決する新提案
従来排出するしかなかった水蒸気を蒸留水に変換